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「ファスト教養」ブームから考える資本論

最近は白井聡さんの『今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義』を読みました。その前に、レジー『ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち』という本を読んだのですが、昨今の「教養」主義はビジネスパーソンの「焦り」によっ […]

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ビジネスパーソンの焦りと不安からの「ファスト教養」ブーム

最近レジー『ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち』という本を読みました。去年読んだ、稲田豊史『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在形』にも通ずる本です。 教養は必要だと思うけど、最近 […]

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日々の生活が政治そのものである

松村圭一郎「くらしのアナキズム」 6/26(日)10:30~12:00に「シン図書館」とお隣の「サタデーブックス」と共催で読書会を開催します。毎月最終日曜日に読書会は開催していますが、今月は「シン図書館」で選書を行いまし […]

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手っ取り早く「スペシャリスト」になりたい人たち

稲田豊史『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレーコンテンツ消費の現在形』 今回は稲田豊史『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレーコンテンツ消費の現在形』をご紹介します。 最近出た本で話題になってい […]

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哲学者二人の「言語」に対する絶大な信頼感

國分功一郎・千葉雅也『言語が消滅する前に』 今日は國分功一郎さんと千葉雅也さんの対談本『言語が消滅する前に』をご紹介します。 この本は千葉雅也さんと國分功一郎さんは40代の哲学者です。この対談本は、國分功一郎さんの『中動 […]

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「利他」とは、「与える」ものではなく「受け取る」もの

中島岳志「思いがけず利他」 4/24(日)10:30~12:00に「シン図書館」とお隣の「サタデーブックス」と共催で読書会を開催します。毎月最終日曜日に読書会は開催していますが、今月は「シン図書館」で選書を行いました。課 […]

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「原子力時代における哲学」を読む

東日本大震災が起きた時 昨日で2011年3月11日から11年が経ちました。 私は当時、大学4年生で卒業制作を終えて、我慢していたテレビゲームを日中やっていました。家には誰もおらず、1人だけでゲームをしている時に東日本大震 […]

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職業の道楽化について

「私の個人主義」を読む 私は「働くとは何か」ということをよく考えます。 最近読んだ中で「働くこと」「仕事」について論じている本で、面白いと思った本を紹介します。夏目漱石の「私の個人主義」という書籍に収録されている「道楽と […]

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人間にはいくつもの顔があることを受け入れる

「人間には、いくつも顔がある」 最近建築学生と話す機会が多く、「自分は建築に向いていないのでは」と相談を受けることがあります。建築学生に限らず、他の分野を学ばれている学生や社会人にもおすすめの一冊を今日はご紹介します。 […]

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可塑性に富んでいる人が蝶番となっている

「『つながり』の精神病理」を読む 最近読んだ本のご紹介です。 中井久夫「『つながり』の精神病理」です。 去年心理学を教える友人から、図書館開館記念にプレゼントしてもらった本です。友人も読んだことないけど、なんとなくタイト […]

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